Mahito Kimura's Blog

アイオワ大学留学日記

2000年8月のアイオワ

Aug. 4

舘野君の2回目のmeeting。
私が途中まで検討していたテーマについて引き継いでもらい,それをまとめてpresentationしてもらう。


Aug. 8


Robinson教授とLab staffsが私のためにFarewell lunchを開いてくれる。

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Robinson教授から以下の言葉をもらう。 "It was a pleasure to work with you. You made some significant contributions to the study of neuropsychiatric disorders after stroke."

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Farewell lunch

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Farewell lunch

他のstaffからも寄せ書きのcardをもらう。
1年間という短い期間ではあったが,いろいろな面で配慮してもらい
本当に夢のような留学生活だった!
日本医大に戻ってからもこの留学経験を少しでも生かせればと思う・・・

 

Aug. 9

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現在Department of Psychiatryに所属し, UIHCで日本人として唯一研修医として勤務している 長崎医大出身の石川先生を舘野君に紹介する。 彼女は3年目で今後小児精神医学の専攻を希望している。

Aug. 10

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今日は朝早くから阿久津先生と二人で最後のFly fishingに出かける。

早朝7時半にBackbone state parkに到着し,troutがstockされるのをはじめて見る。
トラックにtroutを乗せたおじさんが,下流から50m間隔ぐらいのpointにstockしていく。最後の釣りは,私が2匹で阿久津先生が5匹という成果だった。

 

Aug. 11


先日,帰国直前に駐車場で車をぶつけられたが,結局相手の保険会社が修理代を払ってくれることになり,本日そのcheckが送られてくる。なんとか一安心!

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本日はIowa在住の日本の方々が私の送別会をKent Parkで開いてくれる。

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阿久津先生ご夫妻,Neurologyに留学中の川崎先生,山田Labの岡田先生・ 篠原先生ご家族,Radiologyの田岡先生ご家族,木村健先生のところに留学している 小豆畑先生ご家族・茆原先生ご夫妻,成島先生,高橋さん,そして舘野君夫妻 私と同様にもうすぐ帰国する方,これからなお数年留学を続ける方等いろいろであるが ほんの短い期間であってもIowaでの生活を共有した仲間であり, いつかまた再会できる日を楽しみにしたい・・・

Aug. 13

 

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本日阿久津先生ご家族,高橋さん,岡田先生,舘野君夫妻に 見送られ約1年間に及ぶ留学生活を終え帰国の途につく・・・

この1年間は本当にあっという間に過ぎ去ってしまったが,脳梗塞後の精神神経障害に関する幾つかの研究,EEG,PETなどを用いた情動刺激における神経回路の研究,
r-TMSによる新しい治療の試みなどに携わることができた。
ほぼ毎週のmeetingに参加し,Robinson教授からは,研究の進め方や論文の書くためのポイントなどいろいろと教えられた。
また,アメリカ医療の現状を垣間見ることで,その優れた面ばかりでなく幾つかの問題点も知ることができた。
帰国後日本において,この1年間の成果を少しでも還元できればと思う・・・
最後にこの留学の機会を与えてくれた,遠藤教授に感謝するととともに,医局員や関連病院の諸先生方のご支援にも感謝したい。
またアイオワに留学しなければ出会うことのなかった多くの友人に感謝し,
この留学記を終わりにしたい。

2000年7月のアイオワ

Iowa City
Jazz Festival (July 1-2)

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Iowa CityのDowntownで開かれる毎年恒例のJazz festival①

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Downtownの一角を歩行者天国にして,あふれんばかりの人だかり・・・

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Jazz festival

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Jazz festival

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最前列の方でChristian McBride Bandの臨場感あふれる演奏を聴く

July 6

私の最初の論文がStrokeの7月号に本日publishされたが,poststroke depressionのdouble-blind treatment trialでcognitive impairmentの改善を証明したのははじめての報告だったためかAmerican Heart AssociationのNewsに取り上げられると同時にRobinson教授にTV取材があり本日の6時のNewsで放送された。
Iowaの新聞やUniversity of IowaのCampus Newsでも取り上げられたり,思わぬ反響にビックリする。Robinson教授も大変喜んでくれる。


July 7

本日のmeetingで2月にFloridaで開かれるANPAにsubmitするabstractを提出する。
また,Robinson教授が13日からvacationになるため31日までmeetingは休みとなる。
その間いま取り組んでいる検討課題をなんとかすすめたいが,なかなか仕上げられそうにない・・・

July 8


本日7pmからRobinson教授の自宅のpartyに招待される。
Labのfellowのためのpartyで,私のお別れ会も兼ねてくれたようである。

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Robinson教授の自宅のparty①

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Robinson教授の自宅のparty②

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Robinson教授の自宅のparty③

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Robinson教授の自宅のparty④

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Robinson教授の自宅のparty⑤

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Robinson教授の自宅のparty⑥

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Robinson教授の自宅のparty⑦

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Robinson教授の自宅は高台の森の中!

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Robinson教授の自宅は森のなかの別荘といった感じ バルコニーからは遙か彼方まで手入れされた庭というか森が見渡せる

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奥様がとても気さくな方でまわりを和やかな雰囲気にしてくれる。

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奥様の手作りの料理とRobinson教授おすすめのワインを堪能する 何種類かのワインを出してくれRobinson教授みずから各自に注いでくれ ひとつひとつワインの本を見ながら味の説明をしてくれる

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ご自宅の地下室

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地下室の周りにワインセラーがたくさんあり、Robinson教授のお気に入りのワインがずらりと並んでいる

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食事の後はアルコールをさますために地下室でビリヤード,卓球,ダーツなどに興じる 結局夜中の0時過ぎまで,Robinson教授もつきあってくれ本当にHappyな一日を過ごす!


July 18

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私の後任の舘野君が奥さんと一緒に 無事Cedar Rapids空港に到着

July 19-21


舘野君のsocial security numberの申し込み,checking accountの開設,International service centerへの報告などとともに研究室のstaffを紹介する。

July 22

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米津先生ご夫妻,成島先生,高橋さんを招いてわが家でpartyを開く。米津先生ご夫妻は今月末に日本へ帰国予定。高橋さんも免疫学のPh.D.取得のためthesisを書き上げている真っ最中。

July 23

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AmanaとTanger outletに行き,日本へのおみやげなどを購入

July 28

 

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今日はcoralvilleのHY-VEEで買い物をして,米津先生ご夫妻,阿久津先生ご家族などとKent parkでバーベキュー

 

 

July 29

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山田Labへ留学中の安田先生ご夫妻もIowaは本日が最後で Chicago経由で帰国予定。お別れ会を青石で開く。 7-8月はIowaに留学中の日本人のかなりが入れ替わる Iowaでの出逢いを大事にして帰国後もみんなと会えればと思う・・・

July 30

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舘野夫妻とともに"Field of dreams"の舞台となったDyersvilleまでドライブ。 野球選手が出てきそうなトウモロコシの高さで,映画のように親子でみなキャッチボールをしている。

July 31

Robinson教授の夏季休暇明けの最初のmeeting
舘野君の紹介があり,来週は私のために昼食会を開いてくれるらしい。

 

2000年6月のアイオワ

6月のIowaは緑にあふれている。
毎日森のなかを自転車通勤しているがなんともすがすがしい!

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6月のMEB

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6月のUIHC

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6月のOakcrest Street

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6月のKent Park

June 2

前任者が書いた論文を異なった角度から検討したものをRobinson教授に提出していたが,結局それを採用してくれることになりComprehensive Psychiatryに投稿することになった。
2nd paperも新しい検討事項の指示が出て,さっそく検討を加えて再提出する。
これで1st Authorとして3つ,2nd Authorとして1つの論文を投稿できることになったが
あと2ヶ月余りあるのでもう一つくらいなんとかしたい・・・
PET studyのEEG解析もCBF(脳血流)と一致するような興味深い結果が出たためKuperman教授とSergioと相談しながら検討を進める。

ここへきてようやく論文にするためのポイントや書き方の要領がつかめてきたが,いかんせんあと2ヶ月足らずしかないため,テーマを絞って検討することにする。

June 8

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今日は成島先生とともに朝8時から午前中一杯PET studyを見学する。research assistantのArbertがPET studyについていろいろ説明してくれる。stroke patientsに恐怖感,幸福感,悲哀感などの刺激を与える写真をディスプレイで提示してその時の血流や脳波の変動を測定する。5人以上のスタッフが付きっきりで行われる。


June 9

今日のmeetingでIowaに来て最初に取り組んでいたテーマについて新しい検討を加えて改めて提示するが,Robinson教授の反応は今ひとつ・・・
私自身は重要なテーマだと考えているので来週角度を変えた検討を加え,もう一度提示したい・・・

成島先生は本日最初のテーマのfirst draftを提出し順調な滑り出しで仕事を進めている・・・
土日も時々研究室に来て仕事をしているのはわれわれぐらいでお互いに日本人の習性ですかねとあきれている・・・

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夕方から山田Labの堀切先生の送別会をかねたpartyをわが家で行う。 おいしい焼き肉とお好み焼きでみな大満足!


June 13


今月末までにgrantの更新申請を提出しなければならないようで,PET studyのEEG所見も今週いっぱいに提出するようにとの指示を受ける。
本日Kuperman教授のofficeでSergioとToddも含めてmeeting。
検討事項についていくつかの示唆が与えられる。
ところで,先日thunderstormがあり,自宅のpower bookのmodemが壊れてしまった。
急遽,Mac Warehouseというnet通販から56kbpsのcard型modemを購入する。
credit cardで自動引き落としで,注文を出した翌日には配達され,本当に便利な世の中である。その他書籍やfly fishingのflyなども簡単に購入できる。


June 14

昨日の示唆に基づき改めて検討したところright caudate lesionをもつstroke patientsとcontrolとの比較で興味深い所見が得られたため,さっそくRobinson教授に提出する。
Robinson教授からはさっそく異なった統計処理をするよう指示され再びその結果を出して提出する。

June 16
今月いっぱいはgrant申請がtop priorityのため,提出した論文はなかなか返ってこない。
先週提示したテーマを新しい角度から検討したものを提示する。

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明日日本に発つ堀切先生と山田先生のofficeで記念写真。

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夕方からその堀切先生とこの4月からPhysiologyの教室にposdocで 3年間筋ジスの研究に来ている草野君(大阪大学出身)と 映画「Field of Dreams」の舞台になったところへ見学に行って来る。

June 23


今日のmeetingで新しいテーマにつてもう一度presentationをしたところhypothesisをたてて書いてみるよう指示される。
また2nd paperをJ of Nervous and Mental diseaseの形式にまとめて提出する。

 

June 27


Robinson教授から2nd paperは内容も興味深いしこのテーマでは始めての報告なので
American J of Psychiatryに投稿しようとの指示をもらう。
さっそくその形式で書き換え提出することにする。


June 30


今日のmeetingでstrokeに掲載される私の1st studyの内容がAmerican Heart AssociationのNewsで取り上げられているとRobinson教授から教えてもらう。
research assistantのStephanieからとてもexitingなことだと祝福してもらう。

また,成島先生のresearchは新たなgrant申請のbaseになるかもしれないので,早く論文にするようとの指示を受け,彼もはりきっている・・・

2000年5月のアイオワ

May 1
5月のIowaは新緑が本当に美しく,一年のなかでも最も過ごしやすい季節。

昨日の夕方舘野君が日本から来たが,仕事の関係で明日にはIowaを発ち
San Franciscoに立ち寄って帰るとのことで,信じられないような強行日程。
アパートの契約更新や市内の見学など少しのことしかできないが,7月に来るので,そのときに引き継ぎを兼ねいろいろ案内したい・・・
本日のmeeting (ここ数回金曜から月曜に変更になっている)で,PET studyのEEG解析の途中経過を報告する。
脳血流との相関も検討したいと希望を出すが,なかなかdataが集まらないのが現状・・・

 

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新緑のなかのMEB

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MEB側からみたUIHC

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Oakcrest Street

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花壇のある家

May 8

Strokeにfirst paperがacceptされたとの通知をRobinson教授が送ってくれる。
現在grantの更新申請があり,meetingでもdeadlineまでに症例をもっと集めて,整理するようにとの指示が出て,みな少しピリピリした感じ・・・
私にもgrant申請に必要なEEG measuresを書くよう指示が出る。
さっそくKuperman教授にappointmentをとり相談することにする。
来週はRobinson教授がChicagoで開催されるAPAに参加のためmeetingは休みだが,r-TMSの予定が来週一杯入っていてなかなか休めない。
Robinson教授も多忙を極めているようで,私のsecond paperもなかなか戻ってこない・・・

May 14

阿久津先生,成島先生,岡田先生(山田Labに新しく来た整形外科の先生)と一緒にBackbone State ParkというIowa Cityから車で2時間あまり北上したところにfly fishingに出かける。
いままでのところよりも川幅が広く深いためfly fishingの醍醐味を満喫する。

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Backbone State Park①

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Backbone State Park②

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Backbone State Park③

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Backbone State Parkでfly-fishing

みんなでかなりの成果を上げ4匹だけ持ち帰る。
久しぶりにおいしいますの塩焼きを食べ大満足!

2000年4月のアイオワ

Apr. 5

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4月はじめのMEB周囲。木々が芽吹きもうすぐ新緑の季節・・・

今週の月曜日のmeetingでRobinson教授から紹介があったが,本日から2年間の予定で
東京医科歯科大学の成島先生がresearch fellowとして加わる。
昨年村田君がいるときに見学に来て,その後希望を出したとのこと。
なにはともあれ日本人が2人になりなんとも心強い・・・

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新しく加わった東京医科歯科大学の成島健二先生

Apr. 7

明日からRobinson教授は日本の京都で開催される。
INA (International Neuropsychiatric Association)に参加のためIowaを発つので本日1st paperのRevisionを提出する。
私はIowaに残ってこちらでの仕事を続けるが,来週一杯しっかりr-TMSの予定が入っている。

Apr. 16

 

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阿久津先生の新居。

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庭も広くてうらやましい限り・・・ 本日引っ越しのため留学中の日本人数名でお手伝いする。

Apr. 17

Robinson教授は昨日の夜に日本から帰ってきたにもかかわらず,今朝のmeetingもしっかり開かれる。本当に仕事熱心でタフなのには驚かされる。
日本で遠藤教授と日光に行き楽しい時間を過ごしたと話してくれる。
また,私の2nd paperもcheckして戻してくれる。
今度の論文はThe Journal of Nervous and Mental Diseaseに投稿予定。

Apr. 22

 

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阿久津邸での引越祝い

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バーベキュー・パーティー

Apr 24

前任者の村田君が書いた論文を異なった角度から検討したものを提出する。
Robinson教授が採用してくれるかは未定だが,読んで検討してくれるとのこと。
本日は午後からKAPLANの英会話教室に行く。

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KAPLANのAprille。スペイン語と英語を教えており,小説の翻訳の仕事もしているとのこと。

 

2000年3月のアイオワ

Mar. 1

今日から3月だが,今年は本当に暖冬のようで,降雪は数えるほどしかなく,もう春の陽気でとても暖かい。まだ数日は寒い日があるかもしれないが,極寒のIowaを予想していただけになんか拍子抜けである・・・


Mar. 4

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今日は山田LabでやっているSEP(体性感覚誘発電位)の被験者になる。

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技師さんに31chの電極をコロジオンで接着してもらい,両上肢と両下肢の電気刺激によって SEPを測定し,ダイポール法を用いてその発生源を同定するという試み。

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山田Lab.は現在改装中で,今は仮の部屋で実験を行っている。

Mar. 6-7

6日のResearch Seminarは「Pathogenic Mechanism in Schizophrenia」
7日のGround Roundsは「Treatment of the early Stages of Schizophrenia」で
ともにJeffrey Lieberman教授(University of North Carolina)の講演
Schizophreniaに対する豊富な研究dataをわかりやすく解説してくれた。

 

Mar. 13

今日のmeetingでsecond paperのfirst draftを提出する。
指示のあったいくつかの検討を加えたため遅くなったが一段落である。
また,今年の8月から私と交代で留学する舘野君について説明する。
ANPAで会っていたので,Robinson教授もよく覚えており,遠藤教授の推薦ならもちろん歓迎するとのこと。
また,本日から再びr-TMSの治療が始まる。
ところで,19~28日まで日本から家族と妻の両親(総勢6名)が来るため
いろいろと計画を思案中・・・
Chicagoまで迎えに行きレンタカーを借りてIowaまで連れてくる予定だが道順もあやふやで,なんか考えるだけで疲れ果ててしまった・・・


My Family in U.S.A

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月19日総勢6名無事オヘア空港に到着。あらかじめミニバンのレンタカーを借りて皆を待ち受ける。 一番最初にまさひろが私を見つけて飛んでくる。 半年以上あっていなかったが覚えていてくれてホッとした・・・

In Iowa City from 19th to 24th

 

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空港からヤオハンに向かうが最初から90号線を反対方向に走ってしまい先が思いやられた・・・ 約4時間のドライブの末どうにかアイオワのわが家にたどり着く。

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アパートでは3つのソファーベットが大活躍

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なるべくわが家で食事をとることに・・・久しぶりに手作りの日本食を堪能した!

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阿久津先生宅と一緒に中華料理を食べに出かける・・・

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阿久津先生ご夫妻

 

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アパートの近くにある公園でひとときを過ごす。

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子供達はリスを見つけて喜んでいる・・・

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阿久津先生と渉君と一緒にコーラルビルの湖に遊びに行く・・・

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コーラルビルの湖

In Chicago from 24th to 28th

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アイオワとうって変わって大都会のシカゴで数日を過ごす。 天気に恵まれジョン・ハンコック・センターからの眺望を楽しんだり ミシガン湖でひとときを過ごす・・・

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シカゴ・マリオット・ダウンタウン・ホテルに宿泊。 子供達はプールが気に入ったようだ・・・

シカゴでは水族館や自然史博物館を見て回り夜は日本食レストランで寿司などを食べ皆大満足!28日無事日本への途につき台風一過のような10日間が過ぎ去った・・・

Mar. 29

昨日シカゴで家族を見送りアイオワに戻る。
10日間の騒がしさがうそのように静かである・・・
今日研究室に行くとmail boxにfirst paperのreviewの結果が送られてきていた。
一部訂正で受理とのことでさっそくrefereeの指示に従って書き直す・・

2000年2月のアイオワ

 

Feb. 7

今日はEEG判読後,山田先生にtemporal lobe epilepsyのlobectomyの見学をさせてもらう。

Iowaでは月に4~5例のlobectomyが施行されているらしい。
深部電極と硬膜下電極による脳波モニタリングのチェックを山田先生が行っている。
また,優位半球決定にアミタールテスト(和田法)がいまだに用いられていた。
ビックリしたのは,awake surgeryで術中刺激による様々なdata収集が行われていることで,脳実質に痛覚がないとしても局所麻酔だけで覚醒しながら自分の脳の切除が行われるというのはぞっとする・・・
女子医大脳外科から川崎先生がposdocで勉強に来ており,彼はてんかん患者の情動刺激による深部電極からのdata解析を行っているとのこと。


Feb. 11


今日のmeetingで,2nd paperのmethodsとresultsを提出する。
また,Feb. 20-22にFort Myers, Floridaで開かれる11th ANPAのことが話題になり,日本から来るmemberを聞かれる。村田君が発表することになっていると話すと,発表前にcheckしたいので,e-mailで送ってもらって見せなさいとの指示が出る。

Feb. 19-23
11th ANPA (American Neuropsychiatric Association)に参加。

 

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日本から下田・舘野が到着。さっそくレンタカーを借りてホテルに向かう。

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会場はFort MyersのSanibel Harbour Resort & Spaという高級リゾートホテル。

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初日のpre-meeting workshopから参加する。 内容はThe Neuroanatomy of Major Depression with Emphasis on the Frontal Cortex.

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Poster-sessionでの村田君の発表。Robinson教授は,各演題で質問やコメントをして回る。  

 

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学会の合間にみんなでEverglades Natinal Parkの湿地帯に行き, エアボート・ツアーに参加する。白サギやワニなどが見られた。

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Everglades National Park

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懇親会は7~10pmまで

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立食パーティーではなく参加者全員によるテーブル・ディナーで豪華そのもの!

Robinson教授をはじめ数名のANPA功労者の紹介や,次期会長Stuart C. Yudofsky教授の講演「Neuropsychiatry and the Future of Neurology and Psychiatry」があり,今後のNeuropsychiatryは,その言葉と歴史が示すように,再びPsychiatryとNeurologyが一体となって進歩発展していく必要があり,ANPAはその最適の場であるとしめくくり拍手喝采を浴びていた。
また,Young Investigator Awards Presentationがあり,今回は4名の受賞者のうちRobinson教授のLabから2名が選ばれた。

次期ANPAもなぜか同じ場所で,February 25-27,2001に開かれる予定。